ふしぎな図書館 村上春樹 佐々木マキ(絵)

c0025437_217144.jpg佐々木マキさんの絵いいですね!!
ページをめくるたび、ドキドキするような「物語の世界」の絵が広がっていて、この人の絵はホントに絵本のためにあるんじゃないかと思うぐらいぴったりでした!
まず本文読みますよね、すると次にその場面の絵が広がっているんですね。
そう、絵がワンテンポ遅くやってくるのです。
なんかドキッとしちゃいます。
物語の世界の一場面が止まっちゃってるんですから。

ほんとほんとに私、ドキッとしちゃいます。
なんでだろう?自分で世界を想像出来ないからかなあ?
私は絵の太い線が好きだなと思いました。

内容についてですが、羊男が純粋というか自分を持っていないというか。
それが関係するのか定かではありませんが、かわいいと思いました。
「おいら」とか絵とかがかわいかったからかな?

でも、自分の自由がきかなくなる柳の木がただの柳の木だとわかっているところが一番気になりました。
私はこれで数年前見つかった二階に七年間監禁されていた女性を思い出しました。
物理的には逃げようと思えば逃げられたのに、精神的に拘束されて逃げられなかった。
羊男が心の底からおじいさんを恐れていたことが感じられ、切なくなりました。

最後、母が椋鳥のことや僕の三日間のことについて何も言わなかったこと、そしてひっそりと死んで僕がひとりぼっちになったことは急展開な気もするし、テーマが凝縮されているような気もする。

でもとにかく、私はこの本好きだなと思った。
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by sumomomomomomo55 | 2005-02-16 01:56 | 小説(村上春樹)
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