”IT”と呼ばれた子 さよなら”IT” デイヴ・ペルザー

母の虐待を受けてきた筆者の人生の話。
母の元で虐待されていた少年時代、保護されても心は母に縛り付けられていた青年時代、そして独り立ちから今日までを語るという3部構成の3冊になっています。c0025437_253953.jpg
まだ他にも出てるみたいだけど。
今回のは3冊目ですね。

この本すごくすらすら読めちゃうんです。
私は、翻訳物の男の子口調大好きなんですよね。
だからかな?

とにかく、1冊目とか、ほんとこの世のものとは思われませんよ!
(でもすらすら読めちゃう)
この本読んでると、母親の存在や血のつながりがこんなに効力のあるものなのかと思い知らされます。
ほんっとに、ほんっとにひどいことされてるのに、少年デイヴはお母さんを信じるし、信じたいと思うし、母親を求めます。
なのにこの人はことごとく踏みにじるけど・・・。

保護されたって、お母さんの異常さを認めはしているけど、自分を受け入れてもらいたいと切に願っています。

なんで?
どうして?
母親のひどさはわかっているでしょ?

そして・・・いい大人になってからも母親がある一言を言ってくれることを毎回「期待」してしまう。

なんでだろう?
こんなにひどさがわかっているのに?
もう自立しているのに?
どうして・・・こんなに縛られてるの?

そんなに母親と子の結びつきって強いのかと、ものすごく考えさせられました。
こんなひどいことされてもそれを上回るくらいの結びつきがあるのだろうか?

血は恐ろしいと思った。
自分ではどうしようもないのだから。
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by sumomomomomomo55 | 2005-02-05 01:51 | 小説
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