あまりにも有名な二重人格者の、あまりにも悲惨な最後をご存知?
医学、法学の博士号を持つ高潔な紳士ジーキルの家に、いつのころからかハイドと名乗る醜悪な容貌の小男が出入りするようになった。ハイドは殺人事件まで引起す邪悪な性格の持主だったが、実は彼は薬によって姿を変えたジーキル博士その人だった??。人間の心にひそむ善と悪の闘いを二人の人物に象徴させ、“二重人格”の代名詞として今なお名高い怪奇小説の傑作。【新潮社】 ずっと読みたいと思っていた本です。 二重人格の代名詞。 (GLAYの歌の歌詞にも入っていて、それも興味があった理由の一つ) 今となっては二重人格の存在は認められていますが、当時はどうだったんでしょうね? 認識のない時代に書かれたから当時の人々にとっては衝撃的でこんなに有名なんでしょうかね? ちょっと気になります。 私は多重人格についてはダニエル・キイスの「24人のビリー・ミリガン上下」や「ビリー・ミリガンと23の棺上下」を先に読んでいたのでこの作品についてはちょっと物足りなさを感じました。 やはり「現実は小説より奇なり」ですね。 現実をこと細かに書いているので作り物語より筋が通っているし何か迫るものがあります。 個人的には多重人格の代名詞は「24人のビリー・ミリガン」になっていいと思うんですけどね(^^; でも当時こういう作品が書かれたってことに何か重要な意味があるような気がします。
by sumomomomomomo55
| 2005-01-17 14:43
| 小説
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★ 桃 ★ 福岡在住 大学3年(20歳) ♀ 有名な本すら読んでない私。 なのでまずは聞いたことある本から読んでいきます。 楽しい本の紹介や、ここにある本の感想などコメント頂けるとうれしいです☆
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