世界の終りとホードボイルド・ワンダーランド 村上春樹

c0025437_1234217.jpg久々に春樹の作品を読み終わりました。(上巻だけだけど)
やっぱり面白い。

今回のハードボイルドワンダーランドの「私」は割と一般的な感覚の持ち主だと思います。
今まで読んできたものは一人称の人物が「いや、おかしいやろ」ってことをすんなりと受け入れてしまうものが多かったのですが、今回はそこらへんにちゃんと疑問を抱く人物のようです。
でも、へんなこと断言しちゃう春樹節は健在です。
―これは私の偏見だが、私はハンカチを持っている男をあまり信用しない。
  私はそのように数多くの偏見に充ちているのだ。―

ハードボイルドワンダーランドで言えば、太った娘の「非現実っぽいものの断言」がすごいですね、やっぱり。
こうまで断言されると、おかしいのはむこうではなく自分のような気がしてきます。

世界の終わりでは、私は「僕」と影の関係が好きです。
こっちはこの非現実的なことを当たり前のように受け止めています。
影がしゃべったり、影と引き離されたり。
「僕」が影から信頼されていることを望む気持ち、もうあきれられたかもという不安な気持ちが好きですね。

まだ上巻だけなのでなんともちぐはぐな記事になってしまいました。
思いついたこと書いただけです。
私はまだまだこの謎がとけていません。
どっこもつながらないです。(こうかなー?とかはいっぱい思うけど全てただの直感だし。薄いし。)
さて、下巻でどのような展開になるのか。楽しみです!
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by sumomomomomomo55 | 2005-08-03 13:00 | 小説(村上春樹)
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